2022年の8月に三重県尾鷲市にて、1泊2日で里山里海を体験できるツアーを開催しました。マジックキーでは英語の英語の勉強にとどまらず、自然の中で学ぶなど様々なコンセプトのプログラムを提供していく予定です。そんな中2022年の8月はじめての野外プログラムを開催しました。今回はこの記念すべき第一回のツアーに参加した保護者の方から体験記をご寄稿いただきましたので、ご紹介させていただきます。
ただただ楽しく感動的なリアル体験の連続でした
この度、記念すべき第1回マジックキー(以下MK)主催の体験イベント「三重県尾鷲市 里山・里海体験ツアー」に、小1の娘と家族3人で参加してきました。英会話教室主催のイベントなのに、英語学習要素がないという、(一部計画されていましたが、時間の関係か当日は本当に全くありませんでした・笑)ある意味思いきったMKらしい素敵なイベントでした。
「リアルに海山の自然体験を思いっきりする!」「リアルにMKの生徒(保護者)同士がコミュニケーションを取る!」を軸に、ただただ楽しく感動的なリアル体験の連続。2日間とは思えない充実ぶりで、終始キラキラの娘の笑顔が見られて、私たち保護者も嬉しく楽しい思い出がたくさん出来ました。
私たちは、東京から電車での参加でしたが、新幹線と在来線を約5時間乗り継いで、ようやく到着できるのが三重県尾鷲市です。当日は台風が直撃して新幹線が途中で停まってしまったのもあり、6時間以上かかり、なんとか到着。本当に遠かった!でも、だからこそ、非日常的なちょっと秘境に来たような気分にもなり、自ずと胸が高鳴りました。
熊野古道ハイキング
スタート地点は港から近い「ほんじつのさかな」という、美味しいお刺身定食が食べられるお店。ランチに出てきたのは、何種類もの、お刺身がたっぷり盛られた新鮮なお刺身定食。都心部では、あまりお目にかからないような珍しいお刺身もあったりして、ワクワクしながらいただきました。日頃からお刺身が好きな娘は、夢中で、しばし無言になって食べるくらいの美味しさ!しかも、都心部で食べるより、半額?いやそれ以上も安くて大満足。娘だけでなく、私たち親も贅沢なランチを心から堪能しました。
ランチの後は、1日目のメインイベント熊野古道ハイキング。かつて那智方面の熊野古道を散策したことがあった私は、今回もちょっと散策する気持ちでいたのですが、スタート地点(登山口?)に立ってびっくり!以前散策した熊野古道と同様に石畳が続く美しい道でしたが、今回の熊野古道は、急斜面の完全登山!私も娘も登り切れるだろうかと、一気に不安になった瞬間でした。雨上がりだったこともあり、足元がよく滑り、体重の軽い娘は、何度も転んで泥だらけに。10分も経たない内に「もうイヤだ~!山登りなんてやりたくない~!」という娘の悲痛な叫びが聞こえ始め、中腹に差し掛かる前には「もうイヤ~降りる~!」と言い始める始末。どうなるかと思いましたが、なんとか登りきる事が出来ました。山頂付近では、誰かが「やまびこ出来るかな?」と言い出して、「ヤッホー!」と叫ぶ場面も。山の向きもあってか、なかなか、やまびこは返ってこなかったので、自ずと「みんなで協力してやろう!」という流れになって行き・・・、全員で大きな声で「ヤッホー!」と叫ぶと、今度は無事「ヤッホー」と返ってきて、やまびこも成功!ずっとここまで、参加者の子供同士、様子を伺う形でなかなか距離が縮まっていきませんでしたが、この辺りから少しずつ打ち解けてきて、更に旅が楽しくなるきっかけとなりました。序盤では「登山なんてイヤだ!」と愚痴を言ってばかりだった娘も、下山した頃には清々しい笑顔に。「登山の達成感」「景色の美しさや湧き水などの大自然に触れられた感動」で充足感に満ちた様子が傍目にも伝わってきて、実体験でないと学べない事をしっかり学べたようでした。コロナ禍で長らく遠出もしていなかったので、娘にとってかなり刺激的な体験になったのではないかと思います。
こうして、メインイベントの熊野古道ハイキングはあっという間に終了したのですが、ここで一日目が終了しないのがMKツアーの凄いところ!この後は就寝するまで、楽しいイベントの連続でした。登山後は民宿「風帆(ふうはん)」さんに戻り、一休み。美味しい夕食をいただいた後に、第二ラウンドが始まり・・・。
夜は物理実験教室、そして花火
子供達は、同伴して下さっていた物理の先生による、「物理実験教室」に参加。MKのスタッフさんが、万が一雨になった時でも今回のツアーが楽しめるようにと、現役の物理の先生に依頼して下さっていたそうなのですが、今回は無事、お天気には恵まれたので、夜の空き時間に教室を開いてくださいました。なんとこの時間では、一人につき一つ望遠鏡を作るなど素晴らしい取り組みをして下さって、あとで娘に聞いたところ相当楽しかったよう。完成した望遠鏡を見せに来てくれた娘の目の輝きもキラキラで満面の笑みでした。
更にその後は、民宿の目の前の海辺で、焚火をやりながらの星空ウォッチと花火。星空は、やはり東京の空よりもずっと綺麗だったし、花火で周りを照らすと蟹が歩いていたりして、その非日常感に娘は大興奮。とても良い経験をさせていただきました。この後も、民宿が貸し切りだったのもあり、すっかり仲良くなったお友達同士で、夜遅くまで楽しみ…まるで修学旅行のようなにぎやかさでした。
大人チームは、大人チームで、この時間を利用して、お互いの家庭のお悩みや取り組みを語り合い、とても充実した時間を過ごす事が出来ました。MKは真面目で熱心に取り組んでいるお子さんが多くて、「我が家が同じ事をするなんてムリムリ・・・」と毎回思ってしまいます。それでも「あ、この部分だけは真似出来るかな?」「いずれやってみようかな?」と思う事が必ずある事と、やはり娘と同じくらいの年齢の子たちが真剣に頑張っている話を聞くと刺激になります。しかも今回はリアルに情報交換が出来たので、いつものオンライン勉強会とは違ったコミュニケーションによる楽しさや、踏み込んだ話も聞けたのが良かったです。本当に、とても貴重で思い出深い時間となりました。
2日目は筏釣り
二日目のメインイベントは、筏釣り。民宿から車で港に移動してのイベントだったのですが、娘は途中で車酔いしてしまったため、参加を断念。我が家はパパだけが参加しましたが、筏釣りは、筏釣りで楽しいイベントだったようです。あとでパパから話を聞いたり、写真を見せてもらったりしたのですが、船で大きな筏島(筏がスポットで固定して浮いている感じです)まで行き、そこで釣りを楽しんだようで、初めての体験という方がほとんどだったのではないかと思います。参加者の皆さんも結構大きな魚が釣れたりしたようで、思い出深い一場面になったに違いないと思います。実際、参加したお友達も「今回のツアーの中では、筏釣りが一番面白かった!」と話している子が多く、参加出来なかった私たちは本当に残念・・・。いつかまた機会があったら是非やってみたいと思います。
こうして、あっという間に2日間のツアーは終了し、いよいよ最後のランチ。筏釣りをした港の目の前の、「織屋」さんという古民家を改装したおしゃれなカフェで、おいしいお弁当をいただきました。ここではゆったり食事をしながら、参加者全員で二日間の楽しい思い出に浸りました。すっかり仲良くなった子供達も別れが惜しそうで、「また会いたいね」「グループレッスンで会えるかな?」などと最後に話していた様子。今回参加していたお友達は、残念ながら中級レベルのお友達が多く、初級レベルの娘は、同じグループレッスンには当面参加出来そうもなかったのですが、「また来年もこのツアーがあったら皆に会えるかな?」などと期待を胸に抱き、ここで皆さんとお別れしました。あっという間のようにも思えたし、2日間とは思えないほどのたくさんの経験をしたようにも思えるしと、ふと時間軸が分からなくなるような、そんな充実したツアーでした。
―今回のMKの尾鷲ツアーは、冒頭にも書いた通り英語という枠に捕らわれずに、実体験を通して幅広く学べる凄いツアーでした!英語学習はちょっと休憩で、ただただ楽しいイベントの連続。だからこそ娘にも、思い出として強く心に残ったようですが、結果的にはMKへの更なる思い入れと、英語学習への意欲に繋がる結果となった事を最後に追記したいと思います。
後日談その1
ツアーから帰ってきて数日後の担任のEms先生とのレッスンは、思いがけずスペシャルレッスンでした。冒頭にEms先生から「MKツアー行ってきたんでしょ?私も写真をシェアしてもらってるよ!一緒に写真を見ようよ!」と尾鷲ツアーの写真を画面共有しながらのレッスンをしてくださりました。「山登りしたの?」「一緒に写真に写っている友達の名前は何?」などなど。簡単な英語の質問を織り交ぜながら、娘も満面の笑顔で、楽しい思い出を報告し、大盛り上がり。他のオンライン英会話教室は、テキスト通り、カリキュラム通りにしか進まない教室もあると思いますし、そもそも担任制でなかったりすると、こんなに柔軟で楽しいレッスンは出来ないのではないかと思います。娘はMKを始めて1年で、Ems先生とのお付き合いも1年。時々こうして、お互いのプライベートを話し合ったりする事で、オンラインながらに心の距離も近くなって、今では大好きなお姉さんというくらいに感じています。英語学習を嫌がる事は日常茶飯事ですが、Ems先生とのレッスンは、いつも友達とお喋りするくらいの気楽さで毎回受ける事が出来ています。
後日談その2
ツアーの1週間後、グループレッスンで、今回お友達になった子と再会出来ました!中級レベルだけれど、たまになら初級レベルに出ることも出来るよ、と言ってくれていたお友達がいて、感動の(!?)再会。レッスンの前後で娘は「Yちゃんがいた~!!!」と大興奮。英語学習のやる気にはムラがある娘。最近はすっかり意欲が停滞気味だったのですが、「また、お友達に会えるなら、グループレッスン増やそうかな?」とか「私も、中級レベルに進めるよう頑張ってみようかな?そしたらまた皆に会えるよね?」などと今まででは考えられなかったような前向きな発言も見られてビックリ。ここ最近の娘と言えば「カリキュラムをスキップしても問題ないようだから、スキップして進んでみない?」などと声をかけても「難しくなると大変だからスキップはイヤ、今の内容を繰り返したい」と言うタイプだったので、この変化には正直なところ驚きました!
人(先生)との温かい心のつながり
MKは、多読メインの、そのカリキュラムだけでも素晴らしく、継続する意義があると思います。しかしながら、それは親目線で、子供目線ともなると“カリキュラムの魅力”だけでは、英語学習意欲の継続に繋がらないのが実際のところだと思います。特に我が家のようにやる気にムラがあるタイプは、やる気が減退したときに、どうやって継続してもらおうか?というのがいつも課題です。こんな娘が、今まで一度も「MKをやめたい」と言った事もなく、難なく継続できているのは、どうしてだろうか?と改めて振り返ってみると、それは一つに人(先生)との温かい心のつながりがあったからではないかと思います。そして今回のツアーでは、新たにお友達の繋がりも出来て、ますますMKが楽しくなってきた娘です。こうやって人との繋がりもあって、娘のこの先の学習意欲もなんとか繋いでいけそうです(笑)
MKを始める前までは、オンライン英会話は、もっと無機質でシステマティックなものという印象で、正直なところすぐに飽きるのではないか?と思っていました。しかしながら、実際始めてみたら、その対極にあったMK!やめる理由はなくて、どんどん続けたい理由が増えていく、そんな魅力的なMK!今後も色々なイベントや取り組みを楽しみにしています♪