マジックキーが2024年にやりたいと思っていたことの1つに「会員の方同士の交流の場の設置」がありました。子どもの英語学習について気軽におしゃべりできたらいいな!と。
そして早速第1回目を開催することができましたので、皆さんにシェアしたくご報告します♪
第1回おしゃべりお茶会
テーマ:親子留学ってどうなの?
【開催日】2024年3月1日 10:30~11:30(オンライン)
【対象】MK会員の保護者様
【ゲストスピーカー】
◆野口さん
2023年に2週間ほど台湾に親子留学
◆モモシロさん
フィリピンへの親子留学を4回経験され、現在はフィリピン親子留学のサポートもされている
参考URL:フィリピン親子留学案内モモシロップ
親子留学ってどうなんだろう?どのタイミングがいいのかな?予算的なものは?実際に行ってみた感想を聞きたい!など、親子留学のリアルを聞けるチャンスとなりました。
目次
2023年の7月~8月にかけて約3週間ほど、台湾に親子3人で留学しました。当時、長女は小学4年生でORTはレベル6を読んでいました。次女は小学1年生でした。
なぜ台湾だったかというと、夫が現地採用で台湾に住んでおり、台湾で長期に家族で過ごしてみたいと思ったからです。
約3週間、長女は台湾の語学学校へ留学。次女は現地の幼稚園にお世話になるはずが行きたくないとのことで結局通えず、母子で過ごすことになりましたがこれはこれで絆が深まる時間になりました。次女とは街に出かけたり児童館へ行ったり、参加者のスペイン人の下の子と一緒に出かけたりしました。
長女の語学学校での様子をメインにお話しします。中国語の予習はゼロで参加。最初に中国語のレベル分けテストがあり、10人ほどのビギナークラスに入りました。参加者の国籍は日本に加え、アメリカ、スペインなど多国籍で、親のどちらかが台湾にルーツがあり多少中国語を話せる子がほとんどでした。
今回参加したコースの内容ですが、中国語のレッスンに加え、文化体験や遠足に行く日もありました。資料は中国語と英語が併記されていて、スタッフの方とも英語でやり取りすることができました。ウェブサイトでも学校からのお便りでも、Googleレンズを通すと中国語も英語も日本語で読めるので試してみてください。
台湾は食べ物には何も不安がないといっても過言ではなかったです。マンゴーかき氷は最高でした!果物も豊富にあり、スーパーでも町の市場でも買えます。肉まんやお弁当もおいしかったです。お弁当の注文の仕方ですが、メニューが漢字だからなんとなく予想できるのがよかったです。メニュー表の写真を撮って店員さんに見せて注文していました。
子どもの学校での昼食は選択制で、自分でお弁当を持っていってもいいし、学校でランチを注文することもできました。ほとんどの子はランチを頼んでいた印象です。
放課後帰ってきてからは、ホテルのプールで夜まで遊んだり、ゲームセンターでお友達と遊んだりしていました。スペイン人の子とも言語が不要なコミュニケーションで遊べていました。
週末は全くの自由時間だったので、観光地に行ったり、夜市で遊んだり、花火を見に行ったりしました。
語学学校の先生とは今でも交流があり、週2回中国語のオンラインレッスンを受けています。
2月から学校の検討を開始。インターネットで「台湾 サマースクール」といったワードで検索をして目星をつけました。
3月に仮申込みして、そのままテンション上がりホテルも予約しました。 ホテルは直前キャンセル等もできるよう、なるべく柔軟性のあるプランで予約しました。3月下旬に学校の下見に行き、気に入ったのでそのまま本申込み・支払いもしました。この時点で航空券も取っておくことをオススメします。
費用は3人で約70万円で、そのうち学校の費用は15万円ほどでした。ウエイトとしては滞在費と航空券が占めています。申込みから実際の支払いまでに時間があくと、為替リスクがあるかもしれないので要チェックです。
登校初日が7/24だったのですが、学校から連絡が来たのは7/11とかなりギリギリで、それまでは何の連絡もありませんでした(笑)
4・5・6月はネット検索をして行きたいところや食べたいものを調べる期間になり、思いついたものはとにかくメモアプリにメモするようにしていました。
語学についてはボディランゲージでOKと言われていたものの、何も準備しないのもなと思い、6月下旬からDisney+(ディズニープラス)を中国語にして視聴したり、Duolingo(デュオリンゴ)で事前に中国語を少し学習しました。
帰国後、この留学についてスライドを作って先生に披露し、すごく褒めていただき良い経験になったと思います。また、中国語がビギナーのクラスだったため共通言語が英語の場面も多かったようで、自分は英語ができるんだと自信がついたようです。
一方で、ネイティブの英語はスピードが速く表現の仕方も幅広くて、とんでもないということにも気づいたみたいです。それ故に、ここで自分の言いたいことを伝えたい!伝えられるようになりたい!と思うようになり、マジックキーへの取り組み方も変わりました。言われたことをやる「学習」から、言いたいことを伝える「コミュニケーション」に変わった気がします。
留学全体のメリットとしては、
- 言語能力の向上(英語も中国語も)
- 異文化理解(世の中には日本人の両親でない人もいるんだ、見た目が欧米人の子が中国語をしゃべっている等)
- 友人や人脈の幅が広がる
- 親は家事からの解放
- 家族の絆が強くなる
などがあるかなと思います。一方デメリットとしては、
- 文化や言語への適応に時間がかかる(下の子は2日目から幼稚園に行けなくなった)
- 日本の学業の遅れの心配(塾の夏期講習に行かず中国語をやっていていいのかな・・・)
が挙げられるかなと思います。
留学先として台湾を選んでよかったのは、第二外国語を英語で学んだということです。中国語を英語で学ぶので親としてはお得に感じましたし、オススメだなと思います。
私はコロナ前から計4回、親子でフィリピンに短期留学をしています。子どもに英語を学ばせたかったというよりも、自分が行きたかったというのがきっかけです。行ってみたらすごく楽しくて何回か行っています。色んな方に留学してほしいと思い、今では親子留学のエージェントとしても活動しています。
今日お伝えしたいことは2つです。
一番伝えたいことは体験を通して英語を身に付けるということです。短期なので、英語が上達することよりも、街に出て自分の英語を使ってみるといった日本とは違う環境で過ごすこと自体が糧になり、よい経験で宝だなと思います。
2つ目は大人向けのメッセージで、留学中は家事育児から解放され自分自身の時間ができます。自分が英語を学ぶのもいいし、ぼーっとしたり買い物をしたり美味しいものを食べたり、自分のために時間を使える・自分に向き合う時間が取れる贅沢があるのでぜひ体験していただきたいと思っています。
フィリピンの親子留学には、期間や目的によって3つのタイプがあります。
- 親子キャンプ(夏休みなどに一斉募集する日程固定のタイプ)
- 短期親子留学(語学学校に滞在して1週間~数ヶ月)
- 親子移住・教育移住(年単位で現地校へ通学)
最初は留学エージェント経由で申込みをしました。直接申込みやオンライン英会話の企画等で募集しているケースもあると思います。
フィリピンの語学学校の特徴は、滞在施設・食事・掃除洗濯が全部付いていることが多いことです。
語学学校のタイプで多いのは韓国資本(スパルタで多国籍、短期間で英語力をアップ)と日本運営(比較的自由な感じ、子どもの楽しさ重視)です。
人気のフィリピン留学都市としては、セブ・ドゥマゲテ・クラークなどです。都市部は直行便があったり、お店や娯楽が多く便利なのが特徴で、地方は治安が良い、物価が安い、敷地が広いのが特色かと思います。
一番人気があるのはやはりセブですが、空港やリゾートホテルは隣接したマクタン島にあり、語学学校は街中なので、レッスンが終わったらビーチへすぐ行ける立地ではないとことがほとんどです。しかし海も近いので週末には離島に遊びに行くこともできます。
2023年6月に2週間ほど親子留学したDETiという語学学校(日本運営)の生活について紹介します。
3歳からレッスンが受けられ、それより小さい子にはベビーシッターをつけることができます。子ども1人に対し先生が1人ついてくれてレッスンをします。
田舎なので広い敷地内で過ごせて、学校の裏はビーチです。校内の敷地にプールもあります。滞在中に誕生日を迎えた長女に、男の子がその場で木からココナッツを採ってくれてジュースを飲んだことがあるくらい自然に恵まれた環境です。
週に一度、水曜日に校外学習(ミッションデー)があり、火曜日に予習をして臨み、金曜日にプレゼン発表をするというスケジュールです。ある時は農場や畑に行ったり、ある時は地元の朝市へ行って先生からもらったお小遣いで自ら買い物をしたりしました。
毎日午後一にある絵本読みレッスンは、眠くなる時間なので寝転がって聞いてもよく、子ども達のリラックスタイムです。午後はスイミングやアートなど遊びの要素があるレッスン満載でした。
週1回クッキングクラスがあり、ダイナマイトというシシトウみたいなものを春巻きのように巻いて作る料理を作っていたことがありました。飽きてしまった子は味見だけでもいいなど緩い感じがいいです。
環境問題への意識も高い学校で、ビーチクリーンデーという日が週1回あり、自主参加で学校前のビーチのゴミ拾いをします。
日本人の方が経営しているので日本人がたくさん来ます。多国籍ではないものの、異年齢の子とのふれあいもいいなと思っています。
今回とてもよかったのが、『ひと粒のチョコレートに』(福音館書店)という本の著者である佐藤清隆さんがたまたま留学期間に研究・視察に来ていて、英訳されたこの本をご自身で解説を交えて読み聞かせてくださったり、カカオ農場から持ち帰ってきたカカオの果肉を食べさせていただいたり、普段できない経験ができたんです。
それをもとに長男が夏の自由研究に取り組み、自らカカオを加工してチョコレートを作ったり、発酵や調理の過程が違う世界のチョコレート食べ比べをしたりしました。
長女はフィリピンのバナナ料理が面白いと興味を持ち、帰国後に調理用バナナで自分でも料理をしてみたりしました。また、日本でも育てられるモンキーバナナの苗を買って、ベランダで育てています。
フィリピンで経験したこと・学んだことを、帰国してからも調べたり実践したりして、知識や興味を広げる良い機会になったと思います。
良かったこと
- 子どもの成長が見られた(積極性が高まった等)
- 英語への意識が高まった
- 自分の英語が通じた経験ができた(現地の子とお菓子のやりとり等)
- 家事育児から解放され自分の時間が持てる
- 親子で濃厚な時間が過ごせる
大変だったこと
- 暑さに慣れるまでつらい
- 不便なこともある(水圧が弱い、停電も楽しむ!)
- 移動の不安(マニラに1泊など緊張した)
- 子どもの体調不良(語学学校の方が病院に連れて行ってくれるので安心だが市販薬は多めに持参している)
英語学習については、やはり留学に行くとやる気が上がります。現地に行くと「英語を使いたい!」という気持ちが出てくるようで、長女は自分でトライシクルをとめて交渉するなどしていました。
親目線でも行くまでは不安があると思いますが、いざ行ってしまえばママ友もできて1人じゃないですし、自分のために時間を使える良い機会です。また、フィリピンは子連れに優しい国なのでみんなが助けてくれます。
ぜひチャレンジしてみてください!