【MKブックレビュー】お子さまの多読にも役立つおすすめ書籍

英単語の成り立ちを知っておくと、英単語が芋づる式に覚えられますよ。また、東京大学名誉教授の書籍から、英語学習の「本質」をお子様と一緒に学習してみませんか?

おすすめ書籍の使い方 結論

・リビングにさりげなく置いておく
・パパ・ママ自身が読んで楽しむ
・お子さまが手に取ったら、それはチャンス! 一緒に読む・内容について会話の話題にする

英語解剖図鑑

作者について

原島広至さん

歴史・サイエンスライター、エディトリアル・デザイナー、マルチメディア・クリエーター

「語源でわかる中学英語 knowの kはなぜ発音しないのか」
「骨単」ーーー語源から覚える解剖学英単語集[骨編]」など著書多数

こんな方に

MK受講生&保護者の方
お子さまと「英単語」や「英語」について楽しく会話したい方

日頃MKで英語を楽しく学んでいるお子さま、日々英語に触れるなか、たくさんの英単語をどんどん身につけていると思います。

りくくんママ
りくくんママ

そうなんです。うちの子、たくさん英単語知ってて、もうびっくり。しかも発音もいいんですよ。MKのレッスンを受けているからだと思います。もう私を追い抜いてきたかも・・・私も英単語のこともう少し知って、あの子と一緒に英語を勉強できたらいいなって。というか、勉強っていうより、日頃から一緒に英語に触れてたら楽しいかな、なんて思ってます。

本書の特徴

・英単語のルーツや構成要素がわかるので、丸暗記しなくて済む
・現在使われている単語について、その成り立ちがわかり、すぐ使ってみたくなる

図解が豊富でしかもカラフルなので、とにかく楽しく読めます。ページをめくるたび、ドキドキするほど面白い内容が満載です。

英語を「解剖」すると、ラテン語・ギリシャ語由来のパーツの組み合わせでできているものが多数!こういった知識が少しでもあると、英単語を楽しく、効率的に覚えることができます!!

本書の残念なところ

・音声表記がカタカナである
・ダウンロード音声などがない
・英語の「品詞」を10品詞としている(*)

カタカナ表記が付いていることで、英語学習初心者の方でも、実際の音声に近い形で読めるわけですが、やはりカタカナ表記では正しく表記できるとは言えないと思います。IPAの表記(発音記号)の方が、この本をさらに長く活用できる人が増える(つまり高校・大学生・成人になっても十分まだまだ楽しめる)と思うのですが、いかがでしょうか・・・

また、品詞の分類についての考え方(*)には様々あるので、10品詞と分類するのであれば、「そのほかの分類もある」旨の表記が欲しかったようにと思います。

日本での学校英文法では、一般に8品詞としており、その内訳は名詞・代名詞・動詞・形容詞・副詞・前置詞・接続詞・間投詞です。こちらはお子様と一度確認しておくと、学年進行とともに大変役立ちます。

正しい音声を聞きたい場合は、オンライン辞書でいつでも調べられます!(発音記号が読めなくても音声を再生できます)

https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/learner-english/ (Cambridge English Learner’s Dictionary)

りくくんママ
りくくんママ

音声がないのは残念ですが、すぐにネットで調べられるなら、問題なさそう!なんだか楽しそうな書籍ですね!

イチオシは

第4章 かばん語と鏡の国のアリス

MKで英語絵本に親しんでいるお子さま・保護者の方なら「鏡の国のアリス」はご存知ですね。

この「かばん語」というくくりの言葉、合成語のことなのですが、実はこのかばん語になっている英単語、たくさんあります。smog= smoke+fog だったのですねえ・・・こういった言葉がハンプティ・ダンプティに由来しているなんて・・・このような知識がお子さまの英語学習を豊かなものにすると思います。

Amazonより

第6章 英語のアルファベットを解剖する 

こちらはアルファベット26文字を一つ一つ解説してくださっています。また、現在使われている英語の「フォント」の由来も詳細に説明されています。非常に興味深く読みました!ここで具体的にお見せできないのが残念なほどです!

読解力を鍛える英語名文30(岩波ジュニア文庫)

作者について

行方昭夫(なめかたあきお)先生

東京大学教養学部イギリス科卒業、東京大学名誉教授、東洋学園大学名誉教授

主な著書
英語の発想がよくわかる表現50 (岩波ジュニア新書)
英語のセンスを磨く(岩波書店)
人間の絆(サマセット・モーム/ 訳書 (岩波文庫))など 著書多数

英文解釈においては、行方先生は重鎮の先生の一人であり、英語上級者の多くが、行方先生の書籍で学習し、英語力をつけていることを考えると、こちらの書籍は本当に信頼できる書籍だと思います。(実際に自分も行方先生の書籍を購入し、じっくり読んでいます・・・決して上級者ではありませんが・・・)

一言で言うと、「本物の英語への向き合いかた」を学べます。

こんな方に

・MK受講生で、英検準2級レベル相当のお力のあるお子さま
・これから中学・高校でお子さまが体験するであろう英語学習の雰囲気を知りたい保護者の方
りくくんママ
りくくんママ

そうなんですね。私は行方先生って初めて知りました。あの子には将来、確かな英語力をつけてもらいたいと思っています。もちろん、中学受験とか高校受験とかも大事だけど・・・・英語力は財産になりますもんね。行方先生の書籍、気になってきました。

しょーこ
しょーこ

「確かな英語力」ってなんでしょうね・・・今は4技能(読む・聞く・書く・話す)をバランスよく伸ばしていくことでしょうかね。行方先生は次のようにおっしゃっています。

英語を読み、書き、聞き、話す能力の中でもっとも基本的で大事な「読む力」を育成するための本は数多くあります。

はじめに

やはり「読む力」が最も基本的で大事なのです。MK受講生のお子さまは、日頃からその「読む力」を楽しみながら自然につけていると言えますね。間違いありません!

本書の特徴

・先生と生徒の対話形式となっており、読みやすい
・ステップ1なら、十分に内容理解が可能
・行方先生が学習者のレベルに合わせて選んだ珠玉の英文ばかり(超有名文学作品が多数)

多読もおすすめしてくださっています

あの行方先生が「多読」をおすすめしているのですから、ますます間違いありません!💪
先生ご自身も、高校生の頃の英語多読によってどんどん英語力を身につけていったそうです。

本書より一部引用

りくくんママ
りくくんママ

東大の先生ってことで、難しそうな本かな?って思ったんですけど、なんだか読めそうですよね。「ジュニア新書」だから、もともと高校生向けってことですもんね。それなら私も読めるはず??あの子にはちょっと早いかもしれないけど。初めの方ならそのうちに読めるようになるかもしれないですよね。なんだか楽しみになってきましたー!ご紹介ありがとうございました〜!!